教育バカのいきぬき

教育の現場で日々思ったこと

受験モードに切り替えられられない高校生の話

受験勉強の量を前に一歩が踏み出せない

 高校2年生の娘が、受験を見据え努力を続けるなかで「どうしてここまで勉強しなければならないのか」と受験勉強の量と周りの意識に焦り悩んでいます。どのように声をかけてあげればいいでしょうか?

ふれーくの考え

勉強する理由は人それぞれ

 「どうしてここまで勉強しなければならないのか」を考えるとき、まずは今「何のために勉強しているのか」について、お子様にとって納得できる答えを見つけることが大切だと思います。
 例えば将来の目標が「医師になりたい」だったらどうでしょう。「どうしてここまで勉強しなければならないのか」への答えは、ほぼ見つかっているようなものではないでしょうか。
 このように、「目標」が決まりそこから逆算すると、それを達成するための「手段」として、今どこまで勉強しなければならないのかも決まってきます。
さらに、「(どうして)(どのような)医者になりたいのか」などその目標をより明確にしていくことで、それは今のやる気につながります。

そんな装備で大丈夫か?

 「目標」が明確になったら、次に今の勉強方法を確認してみましょう。
「目標」が定まってから確認することで、今の方法では達成できないことに気づけるかもしれません。
また、学習の効率が悪く無駄に消耗していたことが分かるかもしれません。
 人は目標に現実味が無くなってくると、行動が消極的になりがちです。しまいには、「この目標は自分にあってないのでは?」と現実逃避してしまうことさえあります。
勉強の方法を確認することで、そうしたネガティブな判断にとらわれずにいられるのです。

まとめ

 目標を立ててそこから逆算すること、目標に合わせて勉強方法を見直すこと。この2つを軸にお子様といっしょにお子様にとって納得のいく「目標」「手段(戦略)」を考えてみてはいかがでしょうか?